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もうシンジラレナくなんかない

練習が終わった時点で、7回、3-1で日ハムがリード。

居ても立ってもいられず、ドラファンのはじめを連れて、明大前のお好み焼き屋「一番」へ行きました。ここにはテレビがあるので。
ただし日ハムが勝ったら僕が全額おごるという約束で(^^;
とはいえ、彼も全然あきらめていない様子。
「ウッズの3ランか、福留・ウッズ・アレックスの3本のソロで逆転勝ちする」
と豪語してました。でも僕に言わせれば、それは中日の野球ではないですね。

注文を取られているときも、二人の目はメニューとテレビを行ったり来たり。
「どれにしようかな……ああっ!!」みたいなw
はじめはどさくさにまぎれて一番いいのを頼みやがった。
でもつられて同じのを頼む僕がいた。

稲葉のソロで3点差として、迎えた9回表。マウンドにはもちろんマイケル。
先頭打者は今年日ハムから移籍した上田。
上田が痛烈なライナーを放つと、はじめ思わず絶叫!今日一番声を出したのは、この瞬間の彼です(笑)。しかし打球はライト稲葉の真正面。1アウト。
続く谷繁はショートゴロで2アウト。ここでカメラはセンターの新庄に。

泣いてる。
どんなときでも笑顔を絶やさなかった新庄が、泣いてる。 

最後の打球はセンターフライであってほしいな、と思った。
でも、そしたら彼は落球するな、と思った。

結果、最後の打者アレックスはレフトフライ。新庄の後継者森本がウイニングボールをキャッチした。うん、それでいい。
稀哲は真っ先に新庄の元へ駆け寄り、がっちり抱き合っていた。

ここまで何にも手をつけていなかった僕らは、ここで初めて乾杯。
僕は喜びのあまり、はじめは悔しさをぶつけるかのようにジョッキを強くぶつけすぎて、いっぱいこぼしてしまった。。
店の主人も「おめでとう」と言ってくれた。
「へぇ、日ハムファンと中日ファン? で、勝った方がおごるんだ」

新庄→小笠原→田中幸→球団会長→ヒルマン監督の順に胴上げ。
優勝監督インタビューでもヒルマンさんは、
「シンジラレナ~イ」
と言った。
でも僕らファンも、彼自身だって、もはや信じられなくはないはず。
この日本一は勢いではなく、自分たち自身の力で勝ち取ったものなのだから。


今日もまたサッポロビール片手にひとり二次会をやってます。
日ハムが20点取って勝った7年前のあの日から、ずっと応援してきました。
強いから好きだったわけじゃない。特定の選手を応援してたわけでもない。
ただただ、ファイターズというチームが持つ空気感が好きだった。
その空気というのは、明るさであったり、仲の良さであったり、プレーを楽しむ姿勢であったり。
それは選手が入れ替わってもここ何年も失われることはなかった。
終盤戦では、それがもはや武器となっていた。

ファイターズがそういうチームでいてくれる限りは、どこが本拠地だろうと、どんなに低迷しようと、応援し続けていこうと思います。

ありがとう、北海道日本ハムファイターズ!!

by match-ken | 2006-10-27 01:29 | 野球  

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