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それを断る権利は僕にはないですから

小川町店での応援中の出来事。
何度も店の前を行ったり来たりしていたおじいさん。意を決して入ってきました。
開口一番、「あの、私はホームレスではないです」。そう言って、交通局の無料パスを見せてきた。そんなこと別に言わなくてもいいのに。
話によれば、家は高島平。終電を逃し(なんでこんな時間まで神保町にいたのかは不明)、交番に行ったら歩いて帰ればと言われたとか。お金の持ち合わせもないので、ご飯にみそ汁かけたものでいいから食べさせてくれと頼んできた。

別に特殊なオーダーというわけでもなく、ご飯(130円)もみそ汁(50円)もメニューにあるものですから、断る理由もないわけですが、180円と聞いてすごく喜んでくれ、その汁かけ飯を食べながら「ああ、あったまる」と言ってもう一度喜んでくれたのを見てると、なんだかすごくいいことをしたような気になりました。

「そろそろ行く」と2回言って2回とも立ち上がらなかったおじいさん。ずっと僕と話したそうなのは見て取れたけど、神保町店に戻る時間になってしまった。そう告げると神保町店の場所を訊かれ、さらに「あなたの顔は忘れませんよ」と言って手を取ってきた。
ええっと、僕はほんと、当然のことをしただけなんですがねぇ(^^ゞ

おかげであんまり作業が進みませんでした。小川町店の皆さん、スイマセン。。

by match-ken | 2005-10-27 03:42 | バイト  

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