昼まで寝るからいけないのか…?

今でも絶えず夢に出てくるのは、もっともっと罪を償えという意味なのか、
過去のこととして洗い流すにはまだまだ早いぞというサインなのか。

「いい夢」も、「悪い夢」も、悪い夢だ。
夢の中ですぐそこにいた人が、目が覚めるといないんだから、
どんな内容であれそれは、悪い夢だ。

後悔はやがて反省に変わり、いつかは教訓に姿を変えるのだろうか。
それがもし僕に必要なことなのだとしたら、いつでも夢に現れてください。
そうして僕を苦しめてください。いつか許される日まで。
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# by match-ken | 2007-11-15 14:10 | 今朝見た夢  

居場所はえてして知らない間にできている

木曜日は週に一度の和泉の日。
授業は2限と6限なので、とても長い休み時間を過ごすことになる。

お昼は学食も明大前のお店もとても混むので、一駅隣の代田橋に出ることにした。エアポケットみたいなあの街に、昼ピークという概念なんて果たしてあるのだろうかと思う。

目指したのは、ここでも何度か書いた洋食屋「こあっと」。
このお店、前に行ったときは貼り紙も何もせずにシャッターを下ろしていたので、てっきり閉店したのだと思っていたけど、最近ドンキの近くに住む者さんからのコメントで、新装開店したことを知ったのだった。

中に入ると、なかなかどうして、ほぼ満席。昼に来るのは初めてだけど、どうやらランチタイム限定でバイトくんを雇い、夫婦と3人で店を回しているようだ。
どう変わったのだろうと店内を見回す。
壁紙が白くなり、テーブルクロスは緑のチェック柄のものになっていた(これは前からだったっけ)。とにかく、以前の暖色系の内装と比べると、ずいぶんとシンプルで明るい印象になっていた。より「定食屋」から「洋食屋」に近づいたとでもいいましょうか。

一つだけあった空席に腰を下ろし、日替定食(780円)を注文する。今日はヒレカツだ。

まず付出しが出てきた。切り干し大根とちくわの和え物。これはたぶん、ランチタイム限定の日替定食にだけつくのだろう。

カツはさくっとしていておいしかった。盛り付けのスタイルに変わりはなく、付け合わせの野菜はキャベツではなくレタス。これにマカロニサラダ、ナポリタンが添えられているのも、王道を地で行く感じで好ましい。ご飯もちゃんとお米の味がしておいしいし、必ずみそ汁がつくのも、日本で洋食を食べられる喜びを実感させてくれる。

惜しむらくは、全席で喫煙ができること。換気もよくないので、周りの紫煙を一身に浴びることになってしまった。タバコなんて吸って、おいしい料理が台無しだなぁと個人的に思うけど、そこまで口出しするつもりはないので、お店の方が分煙化するか換気扇をつけるかしてほしいと思う。


食後のコーヒーも飲みたかったけど、そういう理由でパス。
バイトくんに代金を支払いながら、ご主人に何と話しかけようかと考えていたら、先にキッチンの中から声が。

「(何も言わず)閉まってたから、わかんなかったでしょ?」

なんということだろう!かれこれ1年近くも足を運んでいなかった僕を、代田橋時代も5回くらいしか行ってない僕を、ご主人は覚えていてくれたのだ。しかも、「久しぶり」でもなく「どうしてたの」でもなく、ごく普通に話しかけてきた。

『そうなんですよ。前に寄ったときは閉まってたから、もうやめちゃったのかと思ってたんです。それで今日たまたま近く寄ったらやってて。改装してただけなんですね!』
たまたまというのは嘘だけど、こういう嘘なら許してもらえるだろう。

主人「そうかぁ。たまたま通ってくれてよかったよ!いろいろあったからなぁ…」
『いろいろ?本当にやめちゃうかもしれなかったとか…?』
主人「いやぁ、やめるつもりはなかったんだけど、邪魔が入っちゃって。おかあさん、説明して」
妻「あのねぇ、(以下、大人の事情につき略)」
『そうだったんですか。でもまた再開してくれてよかったです。また来ますね』


いいお店というのは、お客を大事にするお店のことだ。
今さら言うまでもないことだけど、それでも言う。
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# by match-ken | 2007-11-08 14:20 | 外食時々自炊  

たかおか~

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国境の長いトンネルを抜けても雪国ではありませんでした。
でもとにかく僕は、上越新幹線に飛び乗り、越後湯沢(4年ほど前にあっきーと来たなぁ)で特急はくたか号に乗り換えて、富山県の高岡に降り立ったのでした。

なんとなく北陸に行こうと思った。でもなんで高岡なのかは自分でも皆目わからない。

今は内なる声に耳を傾けて、魂がおもむくがままに歩き回ろうと思う。
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# by match-ken | 2007-11-01 00:23 | 旅日記  

無償の愛へのアンチテーゼ

自分にとってとても大切に思える人に、
見返りを求めることもなく永続的に愛を注ぎ続けたいのならば、
その人に、あるいは自分に、別の恋人がいなくてはならない。

なんだかとても逆説的なのだけれど、実際、そうなのだ。
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# by match-ken | 2007-10-31 00:31 | 雑感  

とても悩んだ午後。開き直った夜。

同じように振舞っていても、XさんやYさんには目の敵にされる。

「誰もが僕のことをうとましく思っているけど、たいていの人は大人だから表に出さずに普通に接してくれるんだ」
基準をXさんYさんに合わせればこうなんだろう。

基準を僕レベルまで下げてみる。上?下?まぁ彼らが人に評価を下すに足る高尚な人物だと仮定して。
「僕の振る舞いは特に何というほどのこともないけど、XさんYさんはそれがうとましく見えるほどに狭量な人物なのである」


どこに基準を置くかで、同じ物事がここまで違って見える。
それなら、楽な方で解釈したらいいじゃないか。

もう救いようもなく気が合わない人は、たしかにいる。そういう人と接するたびに自分が擦り減っていくのがわかる。その人に波長を合わせられない自分が間違っているのだと思えてくる。

でも、一歩引いて考えてみると、気の合わない人と同じくらい、あるいはもっとたくさん、気が合う人もいるではないか。全く同じような態度で接しても、目を輝かせて、うんうん、そうだねぇ、と言って自分にシンクロしてくれる人だっているではないか。

我慢。忍耐。合わない人に無理して合わせること。それらは本当に美徳なんだろうか?
生きている時間は限られている。そんなことに時間を割くほど、僕は暇じゃない。
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# by match-ken | 2007-10-24 01:24 | バイト  

僕もシンジテマシタ~!!

勝利の瞬間、北は札幌から南は平塚まで、3人もの人から立て続けにメールが届きました。
別にファンでもない彼らがなんでそんなすぐ知ったかって、今日は地上波(テレ朝)で中継してたからなんですね。
僕も途中まではヤフー動画で見てたのだけど、たまたまテレビをつけたらやっていたのでそっちに切り換えました。いい加減ガンちゃんにお腹いっぱいになってたってのもある。仕事中にYMCA踊るかねしかし(苦笑)。

泣いても笑ってもこれが最終戦。勝った方が日本シリーズ進出という第5戦が、ダルビッシュと成瀬の投げ合いになるなんて、どれだけよくできたドラマなんだよ。

しかし1点勝負と言われたこの試合は、序盤で思わぬ点差がつきました。

四球の森本と、渋すぎる内野安打の稲葉を塁に置いて、セギノールの先制3ラン!!
低めの球をすくってバックスクリーン横まで飛ばすあのパワーを見たか!?
その後のセギの尋常じゃない喜びっぷりを見たか!?
それに負けないくらいのベンチのはしゃぎっぷりを見たか!?

何年間も実績を残してきたパワーヒッターでありながら、彼ほどチーム思いでファン思いで努力家の外国人選手を僕は見たことがありません。もともと波のある選手だけど、今年は下げ止まりの状態がとりわけ長かった。プライドをかなぐり捨てて、早出特打ちまでやった。
その成果が表に出たのが仮に今日のこの一発だけだったとしても、それはそれでいいじゃないか。この試合の、このシーンで、この一発を打つ、そのためだけに一年間4番を張ってきたのだとしても、それでいいじゃないか。
それくらいの価値があった。たぶん見ていたファンは、一生忘れないと思う。

中4日のダルビッシュは、実は風邪をおしての登板だったらしい。鼻頭にテープを貼って鼻孔を広げて頑張っていたけど、6回あたりから制球が乱れだし、7回途中で降板。悔しそうだった。

あとを引き継いだのが、なんと中3日のグリン!気持ちを感じるねぇ。
セギを一番派手に迎えていたのが、このグリンだった。チームメート思いで、ファン思いで、何より家族思いの彼。彼の発するコメントにはいつも「紳士」を感じる。マウンドでのキレまくりっぷりとのギャップが、また素敵(笑)。
グリンもさすがに疲れがあったのか、最後までは投げ切れなかったけど、マイケルが例によって劇場の末に千葉に続いての胴上げ投手の座を勝ち取りました。


試合が終わっても帰らずに胴上げからセレモニーまで見届けたマリサポ。
そんな「26番目の選手」に挨拶しに行ったロッテナイン。
そちらへ歩み寄り、健闘を称えあった、ハムナイン。
印象的なシーンが続きました。

ロッテも本当に強かった。どっちが制覇してもおかしくなかった。
でも。日本シリーズには100何十試合を1位で通過したチームが行くべきだ。その考えには変わりありません。だから阪神が勝ってほしいともそれほど思わなかった。
もちろん制度は制度なので、どこが進んでも不当なんてことはないのだけど、「制度のおかげ」なんて言われたくなかった。シーズンも1位で、クライマックスも制して、堂々と日本シリーズに行きたかった。そして、それをやってくれた。
一番多く勝ったチームが、一番強いんだ。そんな当たり前のことをきちんと自力で証明してみせたハムは、だから文句なしに一番強い。

さあ来い、ジャイアンツ!
正々堂々と覇者同士で、カギカッコなしの日本一を争おうじゃないか!


……そんな試合に釘付けになってたもんで、明日は健康診断で9時以降何も食べるなと言われているのに、晩ご飯を食べないうちに大きく回っていました。すいません、でも10時に食いました。。
もし引っかかったら、「恋の病なんです!」でやりすごそう。
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# by match-ken | 2007-10-18 22:42 | 野球  

なのになぜ呼び起こす?

平気そうに見えますか?
何とも感じてないように見えますか?

過去も見ず未来も見ず、現在を透明な目で見つめてるだけのこと。
身体の中心線を意識して、今、この場所に自分の足で立っていることを確かめているだけのこと。

僕はそんなに強くない。
でも、簡単に弱さに負けてしまいたくもない。
だから今は、自分で、自分を見ている。心の揺らぐ様子を、向かおうとする方向を。
どこから見てるんだろう?
よくわからないけど、そのまなざしはたぶん、静かで透明なように思う。

どこへでも行ける自分になるために、今はどこへも行かない。
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# by match-ken | 2007-10-17 00:38 | 雑感  

とことんいいニュースのない町だ

僕の生まれ故郷、大阪府池田市がまたニュースに出てきたから何かと思ってみると、
年金を着服した元職員を告発「しない」ということでした。
先にそれを宣言して注目を浴びた宮城県大崎市ほかの動きに同調した格好です。

よく読んでみると、池田市の言い分にも一理あるとは思う。
舛添さんが血道を上げるべきことは個々の罪人を見せしめのように刑事告発するより、もっと全体的なことであってほしいとも思う。
国民も集団ヒステリー気味なんじゃないかとも思える。
どんなことがあっても真面目に払い続けている人(僕のことでは…ない。猶予手続きに行かなきゃ)に、将来ちゃんと受け取れる確証を与えてあげることが、今一番すべきことなんじゃなかったけか?

まぁコトの是非はあまりここでは問題にはしません。

とにもかくにも、自分の故郷が某掲示板とかで槍玉にあがって、例によって
「これだから大阪は」
の論理で叩かれてるのを見るのはなかなかつらいものがあります。

まぁなぁ。そんなかっこいい宣言でもないからなぁ…。
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# by match-ken | 2007-10-13 01:47 | ニュースから  

中延~武蔵小山~学芸大学~野沢~大原~和泉

最近、自転車を少し改造しました。
あちこちが裂けてずたずたになっていたタイヤのチューブを交換するとともに、
ハンドルをU字型のものからT字型のものに付け替えたのです。

このハンドルの交換が大正解! とっても漕ぐのが楽になりました。
自転車は足の力で動かす乗り物だと思われがちですが(いや、それはそうなんだけど)、
案外と腕の力も使うもの。
今まで斜め前にだらりと出していた腕を、真正面にピンと伸ばせるようになったわけで、
どっちの方が無駄なく力を伝えられるかというとこれは自明のことでしょう。

それ以来自転車に乗るのが楽しくなっちゃって、無駄に近所を乗り回す日々でしたが、
今日は遠出してみようと思い、大学(えーと、和泉校舎です)まで行ってみました。


5時間ちょっとの睡眠でも、楽しいことをする日はすっきりお目覚めです(笑)。
少し余裕を持って、授業の1時間20分前に出発しました。ああ、この高揚感。
どんな長い旅にも必ず一歩目があるわけだけど、振り返ってみればどの旅でも、この最初の一歩を踏み出す瞬間が一番興奮してるような気がする。この場合は一漕ぎ目ですか。

戸越、武蔵小山、学芸大学と品川区から目黒区方面に斜めにするすると抜ける。天気は上々。
歩道の真ん中で体操をしている小さな会社の社員の輪を身をかがめて通り抜けると、「おはようございまーす」と挨拶された。一瞬面食らったけど、僕もおはようございますと言った。
東京でも挨拶する人はするのだ。東京でも冷たくない人は冷たくないのだ。大阪でも面白くない人は面白くないのだ。

通ったのは交通量の多い道ばかりで、信号にも何度も引っかかってお世辞にも快適なサイクリングとは言えないけど、まぁこれは言っても仕方ないだろう。というか、信号で止まることでさえ、楽しい。きっとブレーキの効きもよくしてくれたからだ。
あと思ったのは、意外なまでにアップダウンが多いこと。東京はちっとも平坦ではないって、自然地理で習ったはずだけど、実感しようと思ったら電車ではダメ。バスでもダメ。歩いてもよくわからない。自転車しかないのだ。

環七に出てからは大原までひたすら一本道。若林、世田谷代田、新代田…どんどん記憶の影が濃くなっていく。やがて代田橋に到着。授業まではまだ30分近くあったので、スリーコンカフェで休憩をとることに。
何度も来たこの店だけど、不思議と感傷的にはならない。たぶん休憩なしで来たので疲れていたんだろう。

自転車旅のラストランは、もう数え切れないほど走った甲州街道を明大前まで。信号のパターンも、道路の凹凸も体が覚えている。
もはや気分は去年の僕。せっかくのゴールを、なんだかごく普通の気分でくぐってしまったのでした。


およそ11キロを1時間弱で走破。
電車で来るのと15分くらいしか変わらないというのはこれいかに!?

(「和泉~高井戸~桜上水~和泉」は近日公開予定)
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# by match-ken | 2007-10-11 10:34 | 途中下車  

↓そんな僕ではありますが…

電車で寝るときは、カバンを抱くのがいいらしい

今日、隣のおばさんが買った長ねぎに寄っかかられたときには、
さすがにご遠慮いただきました。

おばさんの方をちらちら見たけど全然気づいてくれないので、そっとつかんで真っすぐ立てる。

なのに数分後、またパタンと倒れかかってきた。

周りの乗客は明らかに見ないふりしてる。あんた、今一瞬笑ったやろ?見えたでー。


ねぎはまぁ、好きやねんけどね。
向こうにもそのことがわかってたのかしらね。
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# by match-ken | 2007-10-09 23:15 | 携帯備忘録  

嗜好は日々変わる

今朝起きて窓を開けると、ベランダの真ん前の金木犀が満開になっていた(満開っていってもそんなに開かないけど)。
その香りを胸いっぱいに吸い込んで、「今まで一進一退だったけど、これで正真正銘の秋が来たなぁ」って思った。なんだかとてもすがすがしい気分。バイトなんて行かずに散歩したい。

そんな自分にびっくりしてしまったのでした。

なぜなら去年まで僕は金木犀の匂いが大っ嫌いだったから。「なんやあのニオイは、わざとらしい。芳香剤かっちゅうねん」と悪態をつくくらいに。
同じ自分が今年は、同じ匂いをかいで秋の訪れを感じてうれしくなったりなんかしてるもんだから、これはどうしたものかと思って。


今までは、「金木犀なんて…」と言えるのが大人なんだと思っていた。
でも、「金木犀もまぁ悪くないよね」と言える方が、もっと大人なんじゃないかとも思える。


次は桜が咲いたとき、どう思うかやな。桜も“嫌い”なので。
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# by match-ken | 2007-10-07 11:29 | 雑感  

僕はこの人にこう思ってるんだ、って

今日バイトをサボってしまった。
いや、電話は入れたのだけど、「風邪をひいて寝込んでいる」と嘘を言ったのだから、ずる休みには変わりない。

言い訳が許されることではないけど、今日またあの新しい職場に行ったら、自分の中で何かが壊れてしまう、と思った。

電話を切ると、すぐにまた布団に潜り込んだ。ちっとも気分よくなんてない。

そんなときに見る夢がまともなはずがない。きっとこれがお仕置きなんだろう。
悪夢というのではないけど、起きたとき苦々しさが残る夢ばかり、数本。
登場人物は、ここ2週間くらいで僕の周りを出入りしたエポックメイキングな人々ばかり。

起きてるときに考え事するよりずうっと漠然とした思いを形にしてくれるようで、夢って怖いなぁ。
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# by match-ken | 2007-10-02 14:28 | 今朝見た夢  

今年もこの場所で、この人たちと

――あと2ヶ月泣かずに通せば、とうとう6年も泣かなかったことになる僕が、
不意に「あっ、泣くかも」と思ったのだった――


今年も調布の花火大会を観に行った。
メンツは、4回目のみっきーに、5回皆勤のあっきー、よっしー、渉氏(修は急用で来れなくなったけど、彼も来てれば皆勤)。珍しいのは2回目のえりくらいのもの。
でも面白いもので、散り散りになった今年も行くことになったのは、去年えりが「来年は行きます!」と当然のように言ってきたから。僕でさえ去年は「これで最後かなぁ」と思っていたのに。
その言葉を忘れてなかった僕の呼びかけに、彼女はちゃんと一番乗りで応えてくれたのでした。


行きの京王線から見た河川敷は、いつもほどのすさまじい人出のようには見えなかった。
南武線メンツを拾いに稲田堤駅に寄り、みんな揃ったところで河原に向かって歩く。その道も、去年のように一歩も進めないというほどではなかった。
天気は小雨交じりで肌寒いくらい。やっぱり9月の下旬というのは、花火を観るには季節が悪すぎるのかもしれない。たぶん選挙のとばっちりやね。

まぁそのおかげでというか、二つある会場のうちの一つ、多摩川会場の真正面に楽々陣取ることができたのだった。
土手の急斜面になっているところにシート(我ながら準備がよかった)を敷き、ずり落ちないように踏ん張りながら、みんなして黙々と花火を観た。
それは下半身に力を入れ続けなくてはたちまち転がり落ちてしまうということもあったし、多摩川会場が近すぎるせいで、もう一つ下流の布田会場の花火が同時に視界に入らずキョロキョロしなくては全部を見届けることができないということもあった。とにかく感想を言い合っている余裕がなかったのだ。
たまらずあっきーが
「ねぇ、みんな何か言おうよ」
と言った。それでみんな我に返った。
「なんかすごい一生懸命観ちゃってたねぇ」と笑い合った。

ナイアガラを左目で、それの背後で上がるという構図のはずのスターマインを右目で観なくてはならなかったのと、調布ゆかりゲゲゲの鬼太郎をモチーフにした花火が結局どれだったのかわからずじまいだったのは若干心残りだったけど、全体としては大満足!
来年も行くぞ!と決意したとともに、今度はもうちょい上流に座らなきゃなぁ、と思ったのでした。

今年は上演時間が早かったこともあって、まだまだ時間があった。
1、2年目に観たあたりまで移動して、そこで観ることに精一杯で手付かずだったお酒と食べ物を広げた。一人一品、ゆるーいジャンルだけ指定して持参してもらったのです。
酒担当にえりとあっきーという二大左党を指名したせいか、なんだか酒ばっかりが多かったので、近くの屋台で焼きそばとたこ焼きを買う。
おばちゃん曰く「今年は商売あがったり」だったそうな。普段の時期なら稲田堤側にもけっこう人が来るのに、と。

夜の河原は人を饒舌にさせる。僕は特に話すつもりがないことまで結局しゃべってしまったし、ふとしたきっかけからすれ違いが始まってとてつもなく遠い存在になってしまってた人とも普通に電話で会話することができた。
僕だけではない。みんな、今までなら何となく言わずで済ましていたようなことまで、するすると話していた。そして、周りもそれをふんふんと聞いていた。
問題は、やがて時間そのものの力で解決される。
鋭利すぎる感覚も、時間がなめらかにしてくれる。そうして人は優しくなる。
時間は、すぐそこを静かに流れている、川みたいなものなんだ。


僕の先導で稲田堤の駅まで歩き、JR組と京王組に別れる。
僕はなぜだか成り行きで、これから神保町でスタジオ練習を行うというバンド「BBQ」の練習の見学に行くことに。
ギターあっきー、ベース修、キーボードおちゅう、ドラムよっしーの4人で構成されるこのバンド。花火に来れなかった修とおちゅうも駆けつけ、朝まで練習するのだとか。

この完璧な編成の前に僕は出る幕がないと恐縮していたのだけど、マネージャーと称して雑用とか、ボーカルまでやらせてもらえたのでなんとなく参加した気になれました(笑)。
あれほど極度のカラオケ嫌いの僕が、気づけばGLAYを熱唱してしたりするんやから、いやはや音楽の力はすごいものです。
音楽をやりたくてやりたくて、だからやってる。その単純さが発する熱に、僕もほだされていたのです。

トイレから戻るとき、すぐにはスタジオに入らず、しばらくそのすぐ前のベンチに腰掛けていた。
厚いドアの向こうからでも、音は少し漏れ出してくる。
中では、心を許した人たちが、彼らの、そして僕の大好きな音楽をやっている。そこに戻れば、彼らはその伴奏に、また僕の下手くそな歌声を乗せてくれるのだろう。

それでも僕は、受け入れられている。

突然そのことが確信となって、胸に迫ってきたのだった。
そのとき僕は、自分の周りを取り巻く身に余るほどの好意に、声を上げて泣きたくなった。

でもまさにその瞬間、あっきーがドアを開けて、
「そろそろ『ずっと二人で…』やるから戻っておいで」
と言ってきたから、僕は「うん、やるやる♪」と言ってスタジオに戻ったのでした。
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# by match-ken | 2007-09-30 04:19 | 部活  

今年もてっぺん!

な、言うたやろ~?

彼らは優勝を前にして固くなるような人たちではないのです。
かと言って必要以上に気負うでもなし。
自然体。いつも通り、楽しく野球をやって、あっさり勝利と優勝をさらっていってくれました。

誰がどう見ても“強い”チームではなかった。
全国区の選手はせいぜいダルビッシュと稲葉くらい。一発はない。だからといって単打が多いというわけでもない(本塁打もチーム打率も最下位)。
計算できる先発投手はダル・グリン・武田勝の3人くらい。でも4人目以降を、代わる代わる誰かが埋めてくれた。それは吉川だったり木下だったりスウィーニーだったり。

このチームほど「戦い方」がはっきりしていたチームもないだろう。
勝ち方はいつも同じ。出塁、バント、効果的な一本。
リードをするや、内外野に守備の人(中嶋・稲田・飯山・紺田・工藤など)を配し、武田久からマイケルにつなぐHAMリレーに持ち込む。
「ここでこう来るだろうな」という予想を、その通りになぞるようなヒルマン監督の采配だった。
ファンでもなければ、見てても退屈なだけの野球だったことでしょう。

いかにも「強そうな」チームでなくてもいい。
自分たちの身の程を知っていて、このチームはどのような試合運びをしたとき一番強いか、それを全員が把握していたから、これだけの勝ち星を積み上げられたのだと思う。

野球はチームでやるものだということを身をもって示してくれたファイターズ。
その等身大の野球に、僕は一年間勇気づけられ続けていたのでした。

さあ、クライマックスに日本シリーズ、アジアシリーズとまだまだ戦いは続きます。
今年のこのメンバーのファイターズをなるべく長く見てたい!!
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# by match-ken | 2007-09-29 22:26 | 野球  

生で観るべきはこういう試合(笑)

どうやら今年ハム戦を生観戦できる機会は、今日で最後になりそう。
優勝決定の瞬間もどうやら見届けられなさそうなので、今日の試合をしっかり目に焼き付けようと思いながら、一路所沢はグッドウィルドームへ向かいました。

余談ながら、内定先の会社は有楽町線沿線にあり、次引っ越すとしたら西武沿線かなと思っているので、今日辿ったルートはいつかなじみになるかもしれないものだったのです。やっぱり僕は東京の西半分が好きなんだって、車窓を見ながら実感しました。

今日は、神保町の金券ショップで300円で見つけて即買いした株主優待券で入りました。300円ってなんなんだその安さは。うさんくさくさえあったけど、普通に使えました。内野も入れるけど、もちろん外野席で声を張り上げることに。

全体的に入りがよく、特に一塁側は内外野の自由席は満員でした。ホーム最終戦だからなのでしょうか。
「リターンズ」と称して夏にやっていた青いボードを使った応援をまたやっていましたが、いかんせん気勢があがらない。その色同様、お寒いムードが試合前から漂っていた。


さて試合ですが。
すごかった。
こういう試合をこそ、生で観たかったのです。

1回表、森本が四球を選び、賢介が送り、セギノールがタイムリーで幸先良く先制。ジス・イズ・ハム野球。
その裏、和田のタイムリーでいきなり同点に。

2回裏、片岡のタイムリーで勝ち越しを許す。ここでヒルマン監督は先発山本に早々と見切りをつける。目に見える失点以上に、球が全部浮いてて見ちゃいられなかったんやろな。
代わった萩原は、味方の野選で広がった満塁のピンチでカブレラに被弾。1-6。

完全なる負けパターンではあーりませんか。来なきゃよかったと思った。卒論出ればよかったと思った。

意気のあがらない3回表のレフトスタンド。でも選手はそうじゃなかった。
1死から賢介が粘りに粘った末に内野安打で出塁。この執念が奇跡を呼んだ。
稲葉がヒットで続き、セギノールがこの日2本目のタイムリー!2-6に。
この時点でも僕の頭の中には、「ま、1点ずつコツコツ返していこう」という言葉があっただけだった。なのに。
信二もヒットで満塁、続く坪井がまたタイムリー。5連打で3-6に。
小谷野は犠牲フライ。4-6。でも疑り深い僕は、まだ「これでわからなくなったな」と思うようになったにすぎなかった。ところがところが。
稲田もタイムリーで続いた!!5-6。
会長が四球を選び、2死満塁。打席には、この回唯一無意味なアウトを喫した森本。

そりゃあ、打ってほしいさ。でも打たなかったからって、誰が文句を言えよう?

打ちましてん。
ライト線に走者一掃のタイムリー二塁打を。
8-6と逆転。誰がこんなすぐにひっくり返すと思いますかいな?

この回の後、闘将会は選手名コールを断念し、「いいぞいいぞファイターズ」コールをするにとどめました。5人も呼んでる時間がなかった(笑)。


この後4回に2点、5回に1点を追加し、西武はカブレラが今日2本目となるソロを打ち1点を返しました。
ハムは山本・萩原・金森と、「冷蔵庫の中身で献立を考えました」的リレーでなんとかかんとかつなぎ、8回に武田久にスイッチ。
そこまで見届けたところで、帰途に着きました。

別に急いでいたわけではないし、石井貴の引退登板や西武のホーム最終戦セレモニーや両チーム応援団のエール交換があるのは知ってたけど。
これ以上いろいろ取り込みたくなかった。今日はみんなの勝利への執念と、それがちゃんと実を結ぶ瞬間を見届けることができたから、それで十分だった。


きっとこのまま明日優勝を決めることでしょう。
僕は今日、それを見届けることができなくても後悔しないために足を運んだのでした。
そして、後悔しません。今までの道筋をずっと追ってきた自信があるし、そこで見せてくれたものが全部、今日の試合に表れていたから、最後の瞬間を見なかったくらいで、今年のハムを見なかったことにはならない。

今年の戦跡。17試合で9勝8敗。
最後の最後で、貯金を作った今日の試合でした。僕が行ってなけりゃもっとぶっちぎってたに違いない(笑)。
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<おまけ画像>

ツッコミどころその1
 →2、3回の攻防

ツッコミどころその2
 →旗がなびくグッドウィル「ドーム」
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# by match-ken | 2007-09-28 22:32 | 野球