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今年もこの場所で、この人たちと

――あと2ヶ月泣かずに通せば、とうとう6年も泣かなかったことになる僕が、
不意に「あっ、泣くかも」と思ったのだった――


今年も調布の花火大会を観に行った。
メンツは、4回目のみっきーに、5回皆勤のあっきー、よっしー、渉氏(修は急用で来れなくなったけど、彼も来てれば皆勤)。珍しいのは2回目のえりくらいのもの。
でも面白いもので、散り散りになった今年も行くことになったのは、去年えりが「来年は行きます!」と当然のように言ってきたから。僕でさえ去年は「これで最後かなぁ」と思っていたのに。
その言葉を忘れてなかった僕の呼びかけに、彼女はちゃんと一番乗りで応えてくれたのでした。


行きの京王線から見た河川敷は、いつもほどのすさまじい人出のようには見えなかった。
南武線メンツを拾いに稲田堤駅に寄り、みんな揃ったところで河原に向かって歩く。その道も、去年のように一歩も進めないというほどではなかった。
天気は小雨交じりで肌寒いくらい。やっぱり9月の下旬というのは、花火を観るには季節が悪すぎるのかもしれない。たぶん選挙のとばっちりやね。

まぁそのおかげでというか、二つある会場のうちの一つ、多摩川会場の真正面に楽々陣取ることができたのだった。
土手の急斜面になっているところにシート(我ながら準備がよかった)を敷き、ずり落ちないように踏ん張りながら、みんなして黙々と花火を観た。
それは下半身に力を入れ続けなくてはたちまち転がり落ちてしまうということもあったし、多摩川会場が近すぎるせいで、もう一つ下流の布田会場の花火が同時に視界に入らずキョロキョロしなくては全部を見届けることができないということもあった。とにかく感想を言い合っている余裕がなかったのだ。
たまらずあっきーが
「ねぇ、みんな何か言おうよ」
と言った。それでみんな我に返った。
「なんかすごい一生懸命観ちゃってたねぇ」と笑い合った。

ナイアガラを左目で、それの背後で上がるという構図のはずのスターマインを右目で観なくてはならなかったのと、調布ゆかりゲゲゲの鬼太郎をモチーフにした花火が結局どれだったのかわからずじまいだったのは若干心残りだったけど、全体としては大満足!
来年も行くぞ!と決意したとともに、今度はもうちょい上流に座らなきゃなぁ、と思ったのでした。

今年は上演時間が早かったこともあって、まだまだ時間があった。
1、2年目に観たあたりまで移動して、そこで観ることに精一杯で手付かずだったお酒と食べ物を広げた。一人一品、ゆるーいジャンルだけ指定して持参してもらったのです。
酒担当にえりとあっきーという二大左党を指名したせいか、なんだか酒ばっかりが多かったので、近くの屋台で焼きそばとたこ焼きを買う。
おばちゃん曰く「今年は商売あがったり」だったそうな。普段の時期なら稲田堤側にもけっこう人が来るのに、と。

夜の河原は人を饒舌にさせる。僕は特に話すつもりがないことまで結局しゃべってしまったし、ふとしたきっかけからすれ違いが始まってとてつもなく遠い存在になってしまってた人とも普通に電話で会話することができた。
僕だけではない。みんな、今までなら何となく言わずで済ましていたようなことまで、するすると話していた。そして、周りもそれをふんふんと聞いていた。
問題は、やがて時間そのものの力で解決される。
鋭利すぎる感覚も、時間がなめらかにしてくれる。そうして人は優しくなる。
時間は、すぐそこを静かに流れている、川みたいなものなんだ。


僕の先導で稲田堤の駅まで歩き、JR組と京王組に別れる。
僕はなぜだか成り行きで、これから神保町でスタジオ練習を行うというバンド「BBQ」の練習の見学に行くことに。
ギターあっきー、ベース修、キーボードおちゅう、ドラムよっしーの4人で構成されるこのバンド。花火に来れなかった修とおちゅうも駆けつけ、朝まで練習するのだとか。

この完璧な編成の前に僕は出る幕がないと恐縮していたのだけど、マネージャーと称して雑用とか、ボーカルまでやらせてもらえたのでなんとなく参加した気になれました(笑)。
あれほど極度のカラオケ嫌いの僕が、気づけばGLAYを熱唱してしたりするんやから、いやはや音楽の力はすごいものです。
音楽をやりたくてやりたくて、だからやってる。その単純さが発する熱に、僕もほだされていたのです。

トイレから戻るとき、すぐにはスタジオに入らず、しばらくそのすぐ前のベンチに腰掛けていた。
厚いドアの向こうからでも、音は少し漏れ出してくる。
中では、心を許した人たちが、彼らの、そして僕の大好きな音楽をやっている。そこに戻れば、彼らはその伴奏に、また僕の下手くそな歌声を乗せてくれるのだろう。

それでも僕は、受け入れられている。

突然そのことが確信となって、胸に迫ってきたのだった。
そのとき僕は、自分の周りを取り巻く身に余るほどの好意に、声を上げて泣きたくなった。

でもまさにその瞬間、あっきーがドアを開けて、
「そろそろ『ずっと二人で…』やるから戻っておいで」
と言ってきたから、僕は「うん、やるやる♪」と言ってスタジオに戻ったのでした。
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by match-ken | 2007-09-30 04:19 | 部活  

今年もてっぺん!

な、言うたやろ~?

彼らは優勝を前にして固くなるような人たちではないのです。
かと言って必要以上に気負うでもなし。
自然体。いつも通り、楽しく野球をやって、あっさり勝利と優勝をさらっていってくれました。

誰がどう見ても“強い”チームではなかった。
全国区の選手はせいぜいダルビッシュと稲葉くらい。一発はない。だからといって単打が多いというわけでもない(本塁打もチーム打率も最下位)。
計算できる先発投手はダル・グリン・武田勝の3人くらい。でも4人目以降を、代わる代わる誰かが埋めてくれた。それは吉川だったり木下だったりスウィーニーだったり。

このチームほど「戦い方」がはっきりしていたチームもないだろう。
勝ち方はいつも同じ。出塁、バント、効果的な一本。
リードをするや、内外野に守備の人(中嶋・稲田・飯山・紺田・工藤など)を配し、武田久からマイケルにつなぐHAMリレーに持ち込む。
「ここでこう来るだろうな」という予想を、その通りになぞるようなヒルマン監督の采配だった。
ファンでもなければ、見てても退屈なだけの野球だったことでしょう。

いかにも「強そうな」チームでなくてもいい。
自分たちの身の程を知っていて、このチームはどのような試合運びをしたとき一番強いか、それを全員が把握していたから、これだけの勝ち星を積み上げられたのだと思う。

野球はチームでやるものだということを身をもって示してくれたファイターズ。
その等身大の野球に、僕は一年間勇気づけられ続けていたのでした。

さあ、クライマックスに日本シリーズ、アジアシリーズとまだまだ戦いは続きます。
今年のこのメンバーのファイターズをなるべく長く見てたい!!
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by match-ken | 2007-09-29 22:26 | 野球  

生で観るべきはこういう試合(笑)

どうやら今年ハム戦を生観戦できる機会は、今日で最後になりそう。
優勝決定の瞬間もどうやら見届けられなさそうなので、今日の試合をしっかり目に焼き付けようと思いながら、一路所沢はグッドウィルドームへ向かいました。

余談ながら、内定先の会社は有楽町線沿線にあり、次引っ越すとしたら西武沿線かなと思っているので、今日辿ったルートはいつかなじみになるかもしれないものだったのです。やっぱり僕は東京の西半分が好きなんだって、車窓を見ながら実感しました。

今日は、神保町の金券ショップで300円で見つけて即買いした株主優待券で入りました。300円ってなんなんだその安さは。うさんくさくさえあったけど、普通に使えました。内野も入れるけど、もちろん外野席で声を張り上げることに。

全体的に入りがよく、特に一塁側は内外野の自由席は満員でした。ホーム最終戦だからなのでしょうか。
「リターンズ」と称して夏にやっていた青いボードを使った応援をまたやっていましたが、いかんせん気勢があがらない。その色同様、お寒いムードが試合前から漂っていた。


さて試合ですが。
すごかった。
こういう試合をこそ、生で観たかったのです。

1回表、森本が四球を選び、賢介が送り、セギノールがタイムリーで幸先良く先制。ジス・イズ・ハム野球。
その裏、和田のタイムリーでいきなり同点に。

2回裏、片岡のタイムリーで勝ち越しを許す。ここでヒルマン監督は先発山本に早々と見切りをつける。目に見える失点以上に、球が全部浮いてて見ちゃいられなかったんやろな。
代わった萩原は、味方の野選で広がった満塁のピンチでカブレラに被弾。1-6。

完全なる負けパターンではあーりませんか。来なきゃよかったと思った。卒論出ればよかったと思った。

意気のあがらない3回表のレフトスタンド。でも選手はそうじゃなかった。
1死から賢介が粘りに粘った末に内野安打で出塁。この執念が奇跡を呼んだ。
稲葉がヒットで続き、セギノールがこの日2本目のタイムリー!2-6に。
この時点でも僕の頭の中には、「ま、1点ずつコツコツ返していこう」という言葉があっただけだった。なのに。
信二もヒットで満塁、続く坪井がまたタイムリー。5連打で3-6に。
小谷野は犠牲フライ。4-6。でも疑り深い僕は、まだ「これでわからなくなったな」と思うようになったにすぎなかった。ところがところが。
稲田もタイムリーで続いた!!5-6。
会長が四球を選び、2死満塁。打席には、この回唯一無意味なアウトを喫した森本。

そりゃあ、打ってほしいさ。でも打たなかったからって、誰が文句を言えよう?

打ちましてん。
ライト線に走者一掃のタイムリー二塁打を。
8-6と逆転。誰がこんなすぐにひっくり返すと思いますかいな?

この回の後、闘将会は選手名コールを断念し、「いいぞいいぞファイターズ」コールをするにとどめました。5人も呼んでる時間がなかった(笑)。


この後4回に2点、5回に1点を追加し、西武はカブレラが今日2本目となるソロを打ち1点を返しました。
ハムは山本・萩原・金森と、「冷蔵庫の中身で献立を考えました」的リレーでなんとかかんとかつなぎ、8回に武田久にスイッチ。
そこまで見届けたところで、帰途に着きました。

別に急いでいたわけではないし、石井貴の引退登板や西武のホーム最終戦セレモニーや両チーム応援団のエール交換があるのは知ってたけど。
これ以上いろいろ取り込みたくなかった。今日はみんなの勝利への執念と、それがちゃんと実を結ぶ瞬間を見届けることができたから、それで十分だった。


きっとこのまま明日優勝を決めることでしょう。
僕は今日、それを見届けることができなくても後悔しないために足を運んだのでした。
そして、後悔しません。今までの道筋をずっと追ってきた自信があるし、そこで見せてくれたものが全部、今日の試合に表れていたから、最後の瞬間を見なかったくらいで、今年のハムを見なかったことにはならない。

今年の戦跡。17試合で9勝8敗。
最後の最後で、貯金を作った今日の試合でした。僕が行ってなけりゃもっとぶっちぎってたに違いない(笑)。
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<おまけ画像>

ツッコミどころその1
 →2、3回の攻防

ツッコミどころその2
 →旗がなびくグッドウィル「ドーム」
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by match-ken | 2007-09-28 22:32 | 野球  

ホームアドバンテージはある、絶対に

バイト中の合間合間に、携帯サイトで速報を追っていました。
最後に見たのは9回裏1死無走者まで。1番からの打順も、森本が倒れ、もうダメやマー君完封や、と思いあきらめました。

まさかその直後からドラマが始まるなんてー!!!


帰ってTVで見たのだけど、サヨナラ打の坪井は、打席でずっと半笑いやったよね。
それを見て僕は、その笑顔と裏腹に涙が出そうになったのでした。
昨年末の戦力外、年俸9分の1での再雇用、そんないろんな思い出と、今また優勝争いを続けるチームの最高の舞台で打席に立てる喜び、それらがないまぜになって、あの不思議な笑顔になったのかなぁ、って。

「笑う門には福来る」
「努力は人を裏切らない」
それらの言葉は決して陳腐なものではなくて、古人の実感が積み重なって今に定着してるんだな、って思いました。

全員が試合に参加していて、誰がヒーローになってもおかしくない今の状況。
今日のような試合をシーズンのこの段階でもできているのを見て、今年初めて優勝を確信したのでした。
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by match-ken | 2007-09-26 23:58 | 野球  

非常識な常識

河合隼雄さんの『こころの処方箋』に収められているエッセイは、どれも突拍子もないタイトルが付けられているようで、読んでみるときわめて常識的な内容だったりするのだ。いかに人が現実味のない、観念上の「常識」を正しいと思い込んで生きているかに気づかされると思う。

中でも、「自立は依存によって裏づけられている」の一項は示唆に富んでいる。


よく思うのが、依存には、「その人への依存」と、「関係性への依存」に区別されるんじゃないかということ。誰かに依存したいと思うとき、ほんの少し立ち止まって、そうすることでどっちを求めているのかを確かめておかないと、無用にその相手を傷つけてしまいかねない。
特に、誰かとの関係の代償として、他の誰かとの関係にはけ口を求めようとしているときには要注意だ。僕の乏しい経験から言っても、そこでずんずん突き進んでいったところで、物事が好転したためしがない。

自立するためにはべったり依存できる相手が必要だというのは深く頷ける。
でも、逆もまた真なりとはよく言ったもので、依存するためには自立しなくてはならない、ということもいえるのかもしれないな。少なくとも自分の気持ちを見定めることができる程度には。
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by match-ken | 2007-09-25 01:34 | 雑感  

自分の意識が世界の意識と交わるとき

バイト帰りに地下鉄に揺られながら、吉本ばななの小説『アムリタ』を読んでいた。
主人公の朔美が階段から落ちて頭を打つシーン。この事故で、朔美は記憶を失ってしまうのだが……。
その日付は、9月23日。

はっ!と思い、腕時計のカレンダーを見る。(その切迫感は、日曜の夜の乗客には似つかわしくないものだったろう)

今日は9月23日だ。


これを奇跡だとか今日読む運命だったとか何かを暗示してるだとか、はたまた単なる偶然にすぎないだとか、言ってしまうのは簡単なことだ。

でも、案外こうした偶然の(意味のある?)一致は、世界中にあふれているとはいえないだろうか?
思い返してみれば、こういう経験は今までに何度もしているのだ。ふと頭に浮かんだ言葉が、その直後にたまたまついていたテレビとか読んでいた本とか乗り合わせた乗客とかから飛び出して、ぎょっとしてしまう。その言葉を今具体的には思い出せないのは、同じようなことが何度もあったからだろう。
これは別に僕に限ったことではなく、誰にでもあることだと思う。

そうやって考えてみると、この手の一致について「ある」のか「ない」のかといったことはもはや問題ではなくて、それに「気づいている」か否かの違いしかないのではないかと思えてくる。

ここである人は、「シンクロニシティ(共時性)」という言葉を用いて説明を試みるのだろう。
それはそうだろう、これはまさしくシンクロニシティの典型例なのだから。
でも、いくら言葉を尽くしてシンクロニシティの科学的根拠(あるいは無根拠)を説明してみせたところで、何もわかったことにはならない。その点では、「単なる偶然だよ」と片付けてしまうことと大差ない。

だってそれは、ただただ「ある」んだから。

この一致の何たるかなんて解き明かせなくてもいいから、なるべく多く「気づける」自分でいたいと思う。
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by match-ken | 2007-09-23 23:15 | 雑感  

今月の本代を考えるのも恐ろしい

このところはほとんど一日一冊ペースで本を読んでいる。
読みながら、ずっと考えている。「物語による癒し」とは何だろう、と。

そして、自分でも書いてみたいと思う。

でも、今は何も出てこない。
ないものをしぼり出すよりは、自分の中に蓄積されたいろんなものが、物語という形をしてあふれ出てくるのを待とうと思う。

今はとにかく読む。ざぶざぶと、読む。
そして、考える。
何を。何かを。
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by match-ken | 2007-09-22 23:32 | 雑感  

マジック8点灯!

さあ、いよいよラストスパートです。
制度がややこしくなって、どうなれば一番いいのかよくわからないけど、
要はリーグ優勝して、クライマックスシリーズも通過して、日本シリーズにも勝てばいいんです
よねっ。

優勝は最短で26日の札幌ドーム。
でも、翌27日からは、所沢・千葉と関東での2連戦。

うーむ、これは……。
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by match-ken | 2007-09-21 23:56 | 野球  

奇妙な日々は続く

駅からの帰り道を歩いていると、後ろからやってきた黒い車が僕の横に停まり、運転する若い男が話しかけてきた。見るからに高級そうな車だ。男の身なりもかなりいい。
いかにも怪しそうなシチュエーションだ。でも幸い街灯があって人通りも多いところだし、まぁ道でも聞かれるのだろうと思って、足を止めた。

「これもらってくれませんか?」
そう言って、超高級(そうな)ペアウォッチを取り出し、見せてくる。
「30万くらいするやつなんだけど、伝票のミスで余ってしまってどうしようもなくて。さっき質屋に行ったけど、もう閉まってたから、誰でもいいからあげちゃおうと思って」
いや、怪しすぎるやろ。そう言った。はっきり、「話が怪しすぎますよ」と。
「そんなことないよ!爆弾が入ってるわけでもなし(笑)。僕はこういう会社の者です」
そう言って見せてきたのは、僕でも知っている銀座の高級時計店の社名が入った名刺。
話し方はラフだけど、決して丁寧の線からは離陸しないよう努めている感じもした。
「別に名前や住所を聞いたりしないし、君のことをつけてたわけでもない」
「たまたま歩いていたのが僕だっただけ、ってことですか?」
「そういうことだね。あ、あとこれもあげる。(そう言ってネックレスも取り出す)彼女にでもあげてよ」
「本当にただくれるだけっていうんだったらもらっときますけど」
「……うん、でもね、質屋に出して換金するんだろうから、僕らの飲み代くらいくれるかな?」
そらきたぞ。
「そういうことだったら、お返しします。僕はこの8000円のアウトレットの時計で十分満足してるし、お金にも全く興味ないから」
ちょっとかっこつけすぎたかもしれない。でも実際、他人からもらった時計を売ってまでお金をほしいとは思えなかった。
「お金に興味ないんだったら、なおさら飲み代くらいいいでしょ」
「もっとお金が好きな人を探してみてください」
「わかった」
男は急速に興味を失った様子で、窓を閉めるとすぐに車を発進させていった。


百歩譲って男がその会社の社員だったとして、なんで見ず知らずの人間に30万もするような時計を譲ろうと考えるんだろう。在庫が合わないことはそんなにやばいことのか? それに、彼らの“飲み代”っていくらなんだ? そのとき僕は1万円も持っていなかったけど、それを知ったら「やっぱやめた」ってことになったんだろうか?

まぁ、十中八九、新手のなんちゃらだろうと思う。
目利きのいい質屋に持って行けば、一目でパチモンと見破って、“飲み代”も回収できない程度の値段しかつけてもらえない。そんなことまで容易に想像ができる。


荏原町だか、旗の台だか、その辺で詐欺があったというニュースがあったら、少し注目して見てみてください。いや、案外、「降って湧いたウン十万円」なんてニュースだったりして(笑)。
仮にそうだとしても、もったいないことしたとも、うらやましいとも思わないけど。
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by match-ken | 2007-09-19 01:28 | 日々の生活  

グレート・エド・ライン

なんか変な一日だった。


大江戸線で乗り合わせた若い男。顔は完全に東洋系だけど、ずっと明瞭な英語を話し続けていたから、日本人ではないのかもしれない。
彼が話しかけている向かいの席の女性二人連れは、しかし彼を無視し、日本語で会話している。
彼は一人で青山一丁目で降りていった。明瞭な英語を虚空に向かって話しながら。
彼女たちは赤羽橋で降りた。他人同士だった。

大門駅の浅草線との連絡通路ですれ違った白人男性。
彼は日本語ペラペラ。文法の知識だけではカバーしきれない口語を完璧にあやつる。
「外人にも頭禿げてる人多いよ。証券会社の人とかね。精神的なものかな」
とかなんとか。隣の同僚らしき日本人は、心底どうでもよさそうに聞いていた。
これも他人だったのかもしれないな。

スーパーで買い物をした帰り、すれ違ったドミノピザのスクーター。
道幅を目一杯使って蛇行運転の腕前を披露し、角をわざわざ民家と電柱の間をすり抜けて曲がっていった。ピザを載せていなかったことを祈る。


でも僕自身は、家に帰ると冷凍してあったご飯を温め、なすのみそ汁を作り、スーパーで買った惣菜をわびしくならないよう皿に移して食べた。ビールだって飲んでない。だから、変ではない、と思う。
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by match-ken | 2007-09-15 22:46 | 携帯備忘録