カテゴリ:読書( 12 )

 

とある雑誌より

女は別れを予感し、
男は別れを後悔する。

先に喪失の悲しみに打たれるのは女だし、
失ったものを何度も思い返すのは男だ。



それはよくわかるけど、
男のあなたには言われたくなかったな。
石田衣良さん。
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by match-ken | 2007-02-18 21:44 | 読書  

まだ出るこの人の新刊

バイトをしていたら、新潮文庫から鷺沢萠の新刊が出てるのを発見した。
最後の一冊だったので、その日のうちに即買い。

『ビューティフル・ネーム』。在日韓国人三世の名前(通名とか本名とかあだ名とか)をめぐる連作短編集です。
テーマはとても重そうだけど、文章自体はいつものサギサワ調でとても読みやすい。
やたらと説明的なこの人の文章が、僕はけっこう好きです。
名前をめぐっていろいろ傷ついたり傷つけたり悩んだりするのだけど、
それでもそんな人間に対してとても肯定的で、なんだか清々しい気持ちになれました。

でも。
この本は夜中に一人で読まないほうがいい。
背筋がぞっとするほど恐ろしいから。

内容うんぬんのことを言ってるのではないです。
なぜそんなことを言うかは、本屋で手にとって巻末の方をぱらっと見てもらえばすぐにわかると思います。


文庫化されてないサギサワさんの本もあとわずか。
最後の本が文庫化されたとき、本当の本当に、もう増えなくなる。
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by match-ken | 2007-01-11 01:52 | 読書  

当店最大の“ライバル”

ブックオフに、バイト前に寄ってきました。

雑誌のコーナーを物色していたら、なぜかそこで『辺境・近境 写真篇』を発見。定価2520円のところが950円になっていました。
この本は村上春樹の旅行記『辺境・近境』で取り上げられた地を、写真家松村映三が写した写真集です。
村上に同行して撮ったものもあれば、松村が後から撮りに行ったものもあります。
写真だけじゃなくて、本篇からの抜粋もところどころに散りばめられていたりして、本篇を読んだ後にこれを読むと相乗効果で両方が何倍も楽しくなるようになっているのです。

なんで買ったばっかでこんなに詳しいかって、実は文庫版をすでに持っているのです。写真篇だけじゃなくて、本篇も。
でもこの大きい版のを見るとどうしてもほしくなっちゃって……。
やってることがマニアだかコレクターですな。
でも文庫版とはレイアウトが違ったりして(たとえば縦書きと横書きの違いとか)、そもそもこれは写真集であって本ではないんやから……とかいろいろ自分に言い訳して買いましたよ。

文庫版はどないしましょかね。


さて、ブックオフでは8日まで、買い上げ1000円毎にもれなくプレゼントがもらえるキャンペーンをやっております。
となれば、950円でとどめるのはもったいない。
てなわけで105円文庫を1冊追加することに。
選んだのは、江國香織の短編集『号泣する準備はできていた』です。
知らない間に文庫化されててびっくりしました。夏はあんまり本屋行ってなかったからなぁ。
「直木賞受賞作の割にはイマイチ」と母は言ってたけど、果たしてどうかな。

しめて1055円。
エンジ色のブックカバーをゲットしましたとさ♪
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by match-ken | 2007-01-04 17:19 | 読書  

文庫化されたその日に買った本

山崎ナオコーラ 『人のセックスを笑うな』

コンパまでの空き時間でさらっと読めちゃいました。

ペンネームもタイトルもかなり奇抜で、どんなすごい内容なのかと思うけど、
実のところはごく“普通”(普通って何、という議論はここではなしで)の小説です。
性描写も、あるけど、別にそんな「笑うな」ってすごまれるようなものでもない。

あえて奇抜さをあげつらうなら、主人公が19歳の男子専門学校生で、恋人が39歳の講師だということくらいかな。
でも読んでる限り、年齢設定だって別に何歳でもよかったんじゃないか、と思う。
たまたまそう、ってだけで、そうでなきゃならない必然性は特になさそう。

僕は、同じようなことで悩んでる人が他にもいるということが(小説の中とはいえ)、
単純にうれしかったです。もちろんセックスのことではなくね。
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by match-ken | 2006-10-15 18:59 | 読書  

とりあえず今日はこれだけ

「全730冊本特集! 本(ハート)ラブ」
という特集が組まれていて気になってたのに、買いそびれてしまった「ブルータス」6月15日号を、今日古本屋で210円でゲットしました♪

さっそく楽しく読んでいるのですが、
とりあえず今日は気になったある詩だけ引用しておきます。

 「さようなら」
 ぼくもういかなきゃなんない
 すぐいかなきゃなんない
 どこへいくのかわからないけど
 さくらなみきのしたをとおって
 おおどおりをしんごうでわたって
 いつもながめてるやまをめじるしに
 ひとりでいかなきゃなんない
 どうしてなのかしらないけど
 おかあさんごめんなさい
 おとうさんにやさしくしてあげて
 ぼくすききらいいわずになんでもたべる
 ほんもいまよりたくさんよむとおもう
 よるになったらほしをみる
 ひるはいろんなひととはなしをする
 そしてきっといちばんすきなものをみつける
 みつけたらたいせつにしてしぬまでいきる
 だからとおくにいてもさびしくないよ
 ぼくもういかなきゃなんない


谷川俊太郎の詩集『はだか』より。

彼は「なんでいかなきゃなんない」んやろう?
なんででもいいよね。
「しぬまでいきる」って、いいなぁ。

子どもの視点というのは、子どもじゃなくて大人にこそ力を持つと思う。
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by match-ken | 2006-10-05 02:29 | 読書  

感電したあのときの感受性は残っているかな

渉氏が卒論で中島敦を取り上げるつもりだという話を聞いて、
急にまた読みたくなってきた。

高2のときに現国でやった『山月記』。感電してしまった。
これは他のも読むしかないな、と本屋に買いに走ったのが、新潮文庫の『李陵・山月記』。
表題作の他に、『名人伝』と『弟子』が入ってて、
まぁこれだけ読んでればつかみはバッチリって感じですな(笑)

遠目に見ると、漢字だらけでとっつきにくそうな印象ばかりを受けるのだけれど、
実際読んでみると、すんなり入ってくるのがなんとも不思議な感覚でした。

とりあえずはこれを再読しようと思い、本棚から引っ張り出してきて、カバンに入れておいた。
読み終わったら、南国ものでも読んでみようかな。
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by match-ken | 2006-09-27 02:45 | 読書  

合宿中の新聞まとめ読み

週末版を読んで、久々に太宰を読みたい衝動にかられた。

青森の深浦に文学館ができたのだとか。太宰が泊まった宿を改造して。
行ってみたいな。五能線にも乗ってみたいし。
(ちなみに金木にある太宰の生家と、幼少期を過ごした小泊村には行ったことがあります)


高校の頃までは本の虫だった僕は、ご多分に洩れず太宰にはまったのでした。
ただ、受け入れ能力の足りなかった当時の僕は、比較的安定してた中期の作品(「富嶽百景」から「津軽」とか「走れメロス」とか「惜別」とかそんな軽いの)しかまともに読めずにいた。

そろそろ初期とか後期も読んでみようか。
や、今はやめとこかな。来年余裕ができたら(笑)

 言葉のない愛情なんて、昔から一つも実例が無かった。

「新ハムレット」の一節です。
本当に、そうだと思います。
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by match-ken | 2006-09-18 09:55 | 読書  

僕はそうではないけどそういう人たちの気持ちはわかる

日頃めったに雑誌というものを買わない僕ですが、
今週の「AERA」だけは即買いしました。

それがなぜかは、実際手に取るなり電車の中吊り広告を見るなりしてくれればわかっていただけると思います。

いつものミスドで読む。
ほんとに、まさに「そうやねんなぁ」って感じ。
その記事一本のためだけに360円を出したのだとしても、そんなに惜しくはない気になれました。
ま、他も読むけどねー。
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by match-ken | 2006-05-29 22:40 | 読書  

余裕がないとき読んだらあかんって自分で言っときながら

『海辺のカフカ』、勢いで最後まで読み通して、
読み終えた瞬間パタンと本を閉じて、電気を消して寝ました。

今はまだくどくどと書く気分じゃありません。
印象に残ったところには折り目を入れといたので、またそのうちゆっくりと感想でも書きたいと思います。

とりあえず、買ったばかりの
『「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶつける330の質問にに果たして村上さんはちゃんと答えられるのか』
を読んで(タイトル長すぎやろ)、クールダウンに努めたいと思います。
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by match-ken | 2006-04-11 02:20 | 読書  

ダブル・トール・ホワイトモカ片手に

スタバの3階、窓際のソファ席は僕の指定席。『海カフ』上巻を読み終えて顔を上げると、外は真っ暗。もう2時間もいたのかぁ。

大島さんの言葉はどれも説得力を持って僕の心に迫ってくる。

 「人はその欠点によってではなく、その美質によってより大きな悲劇の中にひきずりこまれていく」

 「愛というのは、世界を再構築することだから、そこではどんなことだって起こりうるんだ」


クラスの友人が彼女と一緒にすぐ近くに座ってるのに、声をかけられるまで気づかなかった。
僕に学ランを貸してくれてる彼は、擦り切れた袖を見せても、
「直さなくていいよ」
と言ってくれた。でも、
「それより明大ボタンつけたまま返してよ。貸してた証になるから」
やって(笑)。
ちなみに彼は校章の違う明中出身。
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by match-ken | 2006-03-24 19:35 | 読書