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国際派路線・大江戸線

新宿・六本木・麻布・大門乗り換えで羽田空港を沿線に抱える大江戸線では、外国人の姿が否応なしに目に付くのです。

代々木から乗ってきたその白人男性は、ローラースルーゴーゴー(ではないのは確かやけど、何ていうんやっけ?)を網棚に乗せると、おもむろにコンビニの袋からサラダを取り出したのです。

おいおい、あなたの国では地下鉄の車内で食事をするのは普通のことなんかい?
と一瞬眉をひそめたけど、そんなことはすぐにどうでもよくなりました。

彼は袋から割り箸を取り出し、ぱんと割って、それを使って食べ始めたのです。それもとても上手に。僕は決して国粋主義者ではないけれど、箸を当然のように使う外国人にはすごく好感を覚える。「郷に入っては郷に従え」って概念が、たぶん好きなのです。
周りの客もじろじろ見たりはしないけど、きっと思ったはず。「箸使ってるよ」って。

コンビニの店員はどういうこと考えながら、フォークではなく割り箸を入れたんやろう、とか考えた。たぶん何も考えてなかったのだろう。

でも、「ここは日本なのだから、あなたもサラダを箸で食べるべきだ」とか考えたのかもしれない。なんせこの国では、スパゲティを箸で食べる人がいるくらいなのだ。


その外国人、食事を終えると今度はおもむろにマックを開き、何やら打ち込みはじめた。日本のサラダの品評でもしていたのかもしれない。とにかく、忙しい人だと思った。

by match-ken | 2007-08-28 19:18 | 携帯備忘録  

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